純粋で根本的な本能の使い方
後天的な第二の本能。
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この純粋な本能に従って、人間は社会を作り出してきました。
そして、(1)(2)の本能から「科学」を生み出し、
(1)(3)の本能から「文化」を作り出し、
(2)(3)の本能から「宗教」を作り出してきました。
そこから進化して、現代においては、
「よりよく生きたい」という本能が「家庭」の大切さを生み出し、
「知りたい」という本能が「教育(学校)」というシステムを作り出し、
「仲間になりたい」という本能が「会社(事業体)」
というしくみを作り出したとおっしゃいました。
「ん〜、なるほど。人間社会は、いいも悪いも
人間の本能に基づいた無意識に近い脳の集合体が
作り出しているといっていいのかもしれませんね。」と言うと、
先生は、「まさにその通り!」とうなずかれると同時に、
「ただ、人間には後天的な第二の本能があり、
これがプラスに働くか、マイナスに働くかで、
家庭や学校、会社など大小問わず人間社会が大きく変わってくる」
とおっしゃいました。
その第二の本能とは、
(A)自己保存
(B)統一、一貫性
という、生きていく上で身についた後天的な脳のクセというものでした。
Aは「脳は、自分を守ろうとする」、
Bは「脳は統一、一貫性が保てなくなるような情報を避けようとする」というものでした。
この2つ共は、(2)のより良く生きたいという第一の本能に根ざしているものですが、
これが行き過ぎる(過剰反応)と厄介なことになります。
つまり、「自分がよりよく生きるためには、他が犠牲になっても構わない。
その為には、体裁を取り繕っても自分の正義を押し通し続ける。見て見ぬふりをする・・・。」
何か身につまされるような、心当たりも大なり小なりあるような話でちょっと愕然としますが、
これが脳の第二の本能が過剰反応した悪いパターンであるということを、
先生は強調して教えてくれました。
男のプライド、夫の沽券(こけん)、父親の威厳、社長の権威を
過剰にふりかざしやすい我が身には、いささか耳の痛い話でした。
そういえば、この悪いパターンの最たるものが、
今、国会の場で足を引っ張り合っている政治の世界かもしれません。
国政の中心がこうであれば、日本の将来が不安になるのも無理もありませんね。
お金と権力と地位、立場を使って、
「自分の都合のいい状態を、より永く続けたい・・・」。
これは政治の世界のみならず、ビジネスの世界でも日常茶飯事で見受けられることです。
私達には、純粋な脳の本能的な働きを、
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素直な心で生きること、
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本名:山口哲史 ニックネーム:ガッツ 兵庫県伊丹市出身。関西学院大学商学部卒 リクルートをはじめとする7年間の大企業経験の後、 1991年(株)ファイルド・アクティブ(現プロ・アクティブ)を起業。 起業後16年は、主に、健康・美容・スポーツ分野でユニークな商品開発と根強いファンに支持され続けているファイテン社(チタンテープ、ラクワネックなどの製造、販売元)の中心的販社のリーダーとして、そのブランド認知、拡販に貢献。 その後、平成16年より、抜本的な事業や商品の転換により、現在の『自然とつながり 自然に生きる』というコンセプトの元、自然の温もりや生命が感じられる有機的な商品群を、独創的かつ良心的な開発者などとの出会いの中で、啓蒙、拡販に努め、現在に至る。 社内・社外を問わず、「ガッツ」のニックネームで親しまれ、そのユニークな人柄と独特の感性が、たくさんの魅力的な人や商品・情報を 引きつけ、それを紹介したり、教えたり、つないだりするのが最大の魅力?肩肘張らない性格と中途半端な大阪弁で、妻と娘と2匹のチワワをこよなく愛す、魚座・B型の快男児。 |