家族のために喜んで犠牲になってくれる存在。

家の中にいることを想像しただけでも、
その家に住みたくありませんでした。それが・・・。

こんにちは、お元気でいらっしゃいますか?

さて、唐突ですが、
あなた様のお家では、「ただいまぁ〜」と帰ると、誰が一番先に迎えてくれますか?

我が家では、ドアを開けた瞬間に、飛びつかんばかりに迎えてくれる存在がいます。
嫁さん?子供?だったらいいんですけど。(^^;

正解は『バンビとラディ』。

えっ?何それっ?
犬です。2匹のチワワです。
『バンビ』はメス、『ラディ』はオス。

以前にもご紹介させて頂いたことがありますが、 我が家の愛しき存在です。

私は犬が大の苦手で、家の中で犬を飼うなど言語道断。

吠えてうるさい、かまれるのが恐い、犬臭さが鼻につく、毛が抜けて家が汚れる、
オシッコやウンチで部屋が不潔で、世話も大変・・・など。

とにかく犬が、家の中にいることを想像しただけでも、
その家に住みたくありませんでした。

それが・・・。
嫁さんと娘のだまし打ち?にあい、
ある時家に帰ると、小さな子犬のチワワがそこにいるではありませんか!

そのチワワは、少しおびえた様子で、さびしげに私の目を見つめていました。

そして同時に嫁さんと娘が申し訳なさそうな態度をしながら、
2人の目はどうしても飼いたいという光線を出していました。

その両方の目を見た瞬間、「もうしゃあないなぁ、わかったわぁー」と云って、
私は我が家の家族として、その犬を招き入れました。

ささやかな抵抗で、名前だけはお父さんにつけさせてくれといって、
まるで小鹿のような可愛さから命名した『バンビ』が、
一匹目のメスのチワワの名前になりました。

それから6ヶ月。
バンビという子犬のチワワを育てるのに、本当に悪戦苦闘しました。

しつけやトイレの世話など、なかなか思うようにいかなくて、
もう毎日がお試し、試練の連続でした。

ただ、そのわずらわしさをどこかで忘れさせてくれる「何か」を
知らず知らずに感じ出していました。


そして、半年を過ぎると、喜んでエサをあげ、トイレを掃除している私がいました。

驚くことに、それが私の担当?になっていました。

もちろん、2匹目のラディも子犬でしたから 試練がありましたが、バンビで犬育ての免疫(ワクチン?)がついていたので、何とかギリギリその試練を乗り越えることができました。

今では、家族の中では「エサおじさん」として、
誰よりもこの2匹の犬になつかれる存在になっています。

人間、変わればかわるものです。




家族の一部であることを
人間以上に自覚しているから犠牲になってくれる。

そう云えば、友人でとてもユニークな獣医師である宿南章さんに
ペットに関する目からウロコの話を最近お聞きしました。

宿南さんは、中学校の頃から死にそうな野生の鳥を拾ってきては育てたり、
アヒルを何十匹も家の庭で飼ったり、
高校生の時は、すずめをヒナから育てるなど、動物の事が大好きな、
いや、生命あるものをずっと愛され、それを探究してこられた方です。

宿南さんいわく、
「ワンちゃんやネコちゃんは人間みたいに自分勝手で、
自分は自分はと云って我を張るようなことをしません。
彼らは、自分は家族であり、家族の存在の一部であることを
人間以上に自覚しています。
だから家族のためには、喜んで犠牲になってくれるんです
」。

確かに・・・。
深夜遅くに帰って、嫁さん、子供はぐっすり眠っていても
2匹の犬は安眠妨害といって怒るどころか、
喜んでシッポをふってピョンピョン飛びはねて迎え入れてくれます。

そして彼らに「ありがとう」と云って頭をなでてあげると、
私の手や腕をペロペロなめてから、ゆっくりと寝床に戻って行きます。

もうこれだけで、こちらも嬉しいですし、一日のストレスがス〜と癒されていきます。

本当に不思議な存在で、まさにかけがえのない家族の一部です。

宿南さんからこんなこともお聞きしました。

お父さんが心臓病でかなり症状が悪い時にワンちゃんを飼うと、
三ヶ月位したら、お父さんの心臓病がかなり改善し、元気になるとか。

そして、その心臓病はワンちゃんに引き継がれていき、
十数年後、ワンちゃんが亡くなると、またお父さんの心臓病が再発するとか・・・。

この確率が、心臓病のお父さんがいる家庭でかなりの確率で起こっていることが、
現場で接していてわかったらしいのです。

これはお母さんが胃腸などに症状がある場合でも、ほとんど同じようなことが起こるそうです。




口では云えない「何か」を感じて。

本当に不思議な話ですが、それだけ家族想いで、
自分が身代わりになってまでも家族を助けたい、喜んでもらいたい、
幸せでいて欲しいという尊い存在
なのがワンちゃんなんですね。

家族のためなら、ある時はセラピスト、ある時はカウンセラー、
またある時は道化師やモチベーターにもなって
家族を癒し、励まし、勇気づけ、元気を与えてくれる存在。


もうアニマルセラピーの領域をはるかに超えていますが、
それ位、実は人間にとってはかけがえのない存在なのが、
ワンちゃんを始めとするペットなのかもしれません。

そう云えば、大の犬嫌いの私をここまで変化させたのも
口では云えない「何か」を感じていたから・・・。


その「何か」の答えがこういうことだったとしたら、
本当に家族の一員として彼らを愛し、大切にしないといけませんね。

「バンビとラディ、いつもたくさんのものを与えてくれてありがとう。
そして我が家へ縁あって来てくれて本当にありがとう」


感謝



ガッツ






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ガッツプロフィール
山口哲史(ガッツ) 本名:山口哲史 ニックネーム:ガッツ
兵庫県伊丹市出身。関西学院大学商学部卒

リクルートをはじめとする7年間の大企業経験の後、
1991年(株)ファイルド・アクティブ(現プロ・アクティブ)を起業。

起業後16年は、主に、健康・美容・スポーツ分野でユニークな商品開発と根強いファンに支持され続けているファイテン社(チタンテープ、ラクワネックなどの製造、販売元)の中心的販社のリーダーとして、そのブランド認知、拡販に貢献。

その後、平成16年より、抜本的な事業や商品の転換により、現在の『自然とつながり 自然に生きる』というコンセプトの元、自然の温もりや生命が感じられる有機的な商品群を、独創的かつ良心的な開発者などとの出会いの中で、啓蒙、拡販に努め、現在に至る。

社内・社外を問わず、「ガッツ」のニックネームで親しまれ、そのユニークな人柄と独特の感性が、たくさんの魅力的な人や商品・情報を 引きつけ、それを紹介したり、教えたり、つないだりするのが最大の魅力?肩肘張らない性格と中途半端な大阪弁で、妻と娘と2匹のチワワをこよなく愛す、魚座・B型の快男児。