個人から家族へ。物から心へ。
私からお互いへ。もっとから分相応へ。
効率から手間と温もりへ、合成から自然へ…。
つらさも分かち合えば半分に。喜びや幸せは2倍に。新年あけましておめでとうございます。お元気でいらっしゃいますか? ■ あなた様はどんなお正月をお過ごしでしょうか?私は元日の朝の澄み切った空気と静まりかえった町並みがとても好きです。 何となく気が引き締まる思いをしながら家族と一緒にお節料理とお雑煮を食べながら、お互いが新年の祝いと健康で幸せに暮らせていることへの感謝、そして今年一年の息災を願いあう日本人の家族の原点のようなお正月の団欒のひとときに、ふつふつとした幸せを感じます。 日本人に生まれて良かったという瞬間です。 そのときは、ゆっくりと時間が過ぎているように感じ余韻にひたっているわけですが、振り返ればあっという間で「禍福はあざなえる縄の如し」。人生いい時もあれば、つらいときもいっぱいある。そのつらさを家族で分かち合えば半分に、喜びと幸せを分かち合えば2倍〜3倍になるから家族は本当に大切ですね。 ただ、家族が核家族化して、個人中心の時代になりすぎた結果、人の気持ちが通い合う“場と空気”がなくなり、自分勝手な考えや自我が強くなりすぎて、無情な行動が家族を巻き込んだ残忍な事件や、メールやネットによるいじめや犯罪など、様々な悪い社会現象を引き起こしています。今年はもっと増えるかもしれません。 つらいですね。 |
本来授けられている純粋な使命と役割を果たしていくことで公正な利益を得られるように■ これは何も個人に限ったことではありません。昔は会社も大家族的な良さが残っており、働く者同士がお互いに尊重し、認め合い、その良さを高め補い合いながら、和の精神を仕事で発揮していました。一所懸命に自社の得意と分をわきまえ働いてくれる人やお客様や得意先を大切に、感謝しながらコツコツと良い仕事をし、自社ののれんを育み守って経営されていました。 ただ、どこからかその商売の中に必要以上の競争と売上、シェア至上主義が入ってきたところから公的な会社が私的化、個人化していき、企業が市場で評価されるためには、多少のことは目をつぶっても売上とシェアを伸ばすことが一番という風になってしまいました。 会社が大きくなるとそれを守るためのコストと見た目の良さを維持するために、目先の利益をおいかけて悪循環になっていく・・・。 私も数年前に少し似た経験をしたことがあり、この流れにいると本当につらいし、本来の自分や自社の純粋なところからずれて経営をしているので、楽しさとやり甲斐、幸せ感を感じなくなる・・・。 もちろん、働いてくれている人もとてもつらい。 人間にはその人の分があり、その会社にもその会社が本来授けられている純粋な使命と役割があり、それを果たしていくことで公正な利益を得られるように本当はできているのかもしれません。 分相応にその人らしく会社らしく、自然体で誠実に精一杯生きることが本当は一番ステキな生き方であり、経営のあり方なのだと思います。 そして、それを応援し支えあうのが個人で言えば家族であり、会社であれば家族的な“場と空気”と関係を持った会社なのだと思っています。 2008年のキーワードは“家族”かもしれませんね。 |
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100年単位の変わり目の年。
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実は、私の友人で数秘術や星占術で2008年を予測する人がいます。 |
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